今日は朝7時過ぎに出発して、赤城ICから関越道に入り赤城高原SAで朝食を済ませ、水上ICで下りて、国道291号線を谷川岳方面へ。天神平のロープウェイの駐車場へ駐車して歩いてバス乗り場へ歩いて向かいます。標高は800mほどで平地ほどは暑くありませんが、日なたでは暑くて汗が出てきます。
大昔は一の倉沢のすぐそこまでマイカーで入れましたが、今は天神平ロープウェイのちょっと上の谷川岳山岳資料館前で通行止めになっています。
ロープウェイは行列は出来ていなかったものの、お客さんはそこそこいました。
山岳資料館前の左からツキノワグマ、ぐんまちゃん、ニホンカモシカです。シュールな感じが良いですね。この資料館では展示物を肌で感じてほしいとのコンセプトから展示物この3匹含めすべて手で触れてOKとなっています。
乗車するEVバスです。8輪で10人乗りです。ここでは定員8人までで先着順です。
このEVバスは地元桐生市の街中で随分前から運用されていて、よくよく調べてみたらシンクトゥギャザーという桐生市の企業でした。色々なところで活躍していますね。19km/hしかでませんが、機動力を生かして海外製品に勝る魅力があるようです。
昔の地図には清水街道として国道291号線(当時は国道8号線)が描かれていました。
今は一の倉沢から先は登山道はあるものの、国道は廃道状態です。明治時代に国道8号になり、その後廃道になってから、県道に格下げされ、昭和に入ってから再び国道指定されたようですが、その後新潟県側の末端部が少し改良されたのみで、これ以上手が入る事は無さそうです。まあ道路が完成していたとしても1年の半分ほどは冬季通行止めで桧枝岐と小出を結ぶ(正確には栃木の上三川から新潟の柏崎)国道352号線のような酷道になっていたのではないかと思います。
EVバスの床板です。ビス止めされた薄い板越しにモーター音がかなり入ってきて軽量化されているもののスパルタンな設計ですね。最大斜度のところで一旦停止しましたが、難なく坂道発進もこなしていました。
バスからのマチガ沢です。この沢も大きくて雄大です。
一の倉沢の駐車場でバスを下車して歩きます。ここが昔の通行止めゲートですね。ここの手前にクルマを止めて歩いた記憶があります。途中の道は離合がかなり大変そうな狭さでした。当時はもう少し広かったような記憶でしたが、記憶違いのようでした。
この風景はなかなか無いですね。先週の上高地も良いですが、ここもスケールが大きいです。
帰りはバスの待ち時間や乗れるかどうかわからないので約3.2kmを徒歩で戻ります。ちょうどアジサイが満開でした。
明治時代に建設された際の石垣です。このような石垣はところどころで残っています。
国道よりも古い樹齢250年ほどと言われるブナの木です。このような樹齢200年を超える大きなブナの木がこのあたりではたくさんあるようです。
徒歩で見るマチガ沢も良かったです。
マチガ沢を過ぎる上りのEVバスです。緑に溶け込んでしまっています。
駐車場まで1時間弱歩きました。帰りは水上駅近くの育風堂精肉店でカツ丼をいただきました。見た目お洒落なお店ですが、精肉店らしく分厚いカツで食べ応えがあり美味しかったです。
帰りは水上ICから赤城IC、赤城南面を途中道の駅などに立ち寄り、母親の実家の家庭菜園に寄り、トマトなど野菜を収穫して帰ってきました。