LBXはプロトタイプでは装着されているように見えたシートベンチレーションが無くなり、初版のカタログでは装備されている事になっていたeラッチ照明も無くなるなど、装備がいくつも削られている経緯があります。ナビも何故かコネクテッドナビでアクアやシエンタなどのように車載ナビが無い為、DCMが電波を拾えないと使えなくなってしまうナビが装着されています。
しかも電動チルト&テレスコピックステアリング(オートアウェイ&オートリターン機構付)や助手席パワーシートは高級車としてはあって当然の装備もありません。GA-Bプラットフォームの耐久性の上限にあり、重量を削減しなくてはならなくなったとどこかの記事でみました。
今回の年次改良では足回りにも手が入りダンパーの容量を上げるようです。足回りが限界な中で現行モデルの足回りも良く造り込まれていると思います。と理解していたのですが、最近は補機バッテリー上がりを経験してちょっと考えてみたら、電装品も現行の設計では限界なのでは?と思うようになりました。削られた装備はほとんどが電装品です。もしこれらの装備が全て搭載されていたらより深刻なバッテリー上がり問題に進展していたかもしれません。
今よりも大きなバッテリーを装備する為にはmorizoRRのようにラゲッジルームに移設するなどの変更が必要になりますね。バッテリーが大きくなれば重量が増え、今度はプラットフォームの補強も必要になりそうすると一段と重量が増え・・・というようにうまくまとめるのは大変な苦労があると思います。そんな側面で見ると今のLBXはとても良くまとめられていると言えると思います。