LBXなど現世代のTHSⅡハイブリッド搭載車は何故かバッテリー上がりの情報が多いです。世代が変わっていて、システムが変わった為に上がりやすいという事でしたが、LBXは輪をかけて小さなバッテリーになっていて他車に比べて上がりやすいとも言えます。
昨日アップされたCSKさんの年次改良に関する動画でもバッテリー上がりについて言及されています。
電装品が多く、eラッチのドアはパワーオフ後もクリアランスソナーのセンサーで一定時間後方を見てくれていたり、冬場はシートヒーター、ステアリングヒーターなど電力消費の大きな装備が多数搭載されているので、酷使されている状況です。にもかかわらず、走行時には充電制御によって充電サイクルがうまくいっていない事が上がりやすい事の要因になっていると考えらえています。
それは、走行時にはほとんど充電を行わないという事です。走行中は駆動用のハイブリッドバッテリーから充電が行われると思いますが、それが意図的にしないのか出来なくなっている事がありそうという事です。CT200hではバッテリーが上がった事は一度もなく、燃費も大きな差はありません。つまり性能がダウンしている可能性があると言う事になります。
半導体不足の際にDC-DCコンバータもかなりの入手難に陥っていますので、これは推測でしか無いのですが、DC-DCコンバータを節約する改善(改悪?)が行われて、これまで出来ていたことが出来なくなっているなんて言う事もあり得ると思いました。
一方同じくTHSⅡハイブリッドの別車種では、外部充電器を接続することなく、停車状態で放置するだけで満充電できるとの情報があります。確かに先日パワーオン後にエンジンが始動したものの、ハイブリッドバッテリー容量が50%から増えずにむしろ減っていく挙動がありました。この時のACCでのバッテリー電圧はシガーソケットに差す電圧計で10V台でしたので、補機バッテリーへの強充電が行われたかもしれません。ただ走り出してしまうと電圧は確認していませんが、充電を停止してしまうとの情報がありました。
今までの考え方では走らせればバッテリーが満充電されると考えがちですが、どうもTHSⅡ現世代のハイブリッド車はそうではないらしいです。充電するのは元の容量に戻すだけで満充電にはしないような制御のようです。
補機バッテリーの充電にはこのような条件がある為にクルマの使い方によっては上げてしまいやすい条件になってしまっているのかもしれません。
シガーソケットに差し込んでバッテリー電圧が走行中もモニター出来る電圧計を取り付けて挙動を確認してみたいと思います。
今ちょうど私のLBXは防錆アンダーコート施工で施工店入庫中です。リモート確認するとドアロックされておらず、キーは車内、オートアラームオフの状態で施工中です。バッテリーがこの状態だと心配ですが、今のところは通信出来ているようで上がっていないようですが、このバッテリーの影響をまさに近日中に受けそうな気がしてちょっと心配になりますが、重量の制約などで小さなバッテリー容量でギリギリを攻めているスタンスは嫌いではありません。
オーナーの一人である私もいずれ上げてしまうのか、注意して見守りたいと思います。
動作がモッサリなコネクテッドナビや助手席手動シート、シートベンチレーション無し、手動テレスコピックステアリングにリアトーションビームサスペンション、そしてこの小さなバッテリーなどLBXは色々攻めていてむしろ愛着が湧いてきました。
もちろんそのような装備も前評判で聞いていたような不都合はなく、見事にいいクルマに成立させているところは凄い事だと思います。