UX250hから改良されたUX300hですが、Always Onの思想によって細かいスペックも進化していました。プロトタイプの試乗記が掲載され始め、LBXでも選べるソニックカッパーのF SPORTプロトタイプはフェンダーアーチモールがボディー同色です。しかしレクサスのホームページを探してもそんなオプションは無さそうです。
UXのフェンダーアーチはLBXなどと比べると面積が大きく、無塗装の黒樹脂は明らかにカッコ悪く同色に出来るものなら最初からして欲しいです。NXの高価格モデルやRX以上のモデルは最初からボディー同色です。
LBXもカタログでドアハンドルイルミのところで誤記がありましたが、いくらプロトタイプとは言え買えないデザインを出すのは如何なものかと思います。
まあ、それは置いといて・・・以前LBXとUX250hのスペック比較をしましたが、その表をUX300hに書き直したものが下記になります。
| LBX | UX300h | |
| 型式 | 6AA-MAYH10-AWXMB | 6AA-MZAH11-AWXBB |
| 全長×全幅×全高 | 4190×1825×1545mm | 4495×1840×1540mm |
| 最低地上高 | 170mm | 160mm |
| ホイールベース | 2580mm | 2640mm |
| トレッド前／後 | 1570/1570mm | 1550/1550mm |
|
室内長×室内幅 ×室内高 |
1820×1445×1195mm | 1830×1520×1170mm |
| 車両重量 | 1310kg | 1540kg |
| WLTCモード燃費 | 27.7km/L | 24.7km/L |
| 市街地モード | 28.1km/L | 23.2km/L |
| 郊外モード | 29.8km/L | 26.9km/L |
| 高速道路モード | 26.4km/L | 24.1km/L |
| エンジン | M15A-FXE | M20A-FXS |
| 種類 | 直列3気筒（EFI） | 直列4気筒（D4-S） |
| 総排気量 | 1490cc | 1986cc |
| 内径×行程 | 80.5×97.6mm | 80.5×97.6mm |
| 最高出力 | 67kW（91PS）/5,500rpm | 112kW（152）/6,000rpm |
| 最大トルク |
120N・m（12.2kgf・m） /3,800-4,800 |
188（19.2）/4,400 |
| 燃料タンク | 36L | 43L |
| モーター | 1VM | 1VM |
| 最高出力 | 69kW（94PS） | 83kW（113PS） |
| 最大トルク | 185N・m（18.9kgf・m） | 206N・m（21.0kgf・m） |
| 駆動用主電池 | ニッケル水素電池 | リチウムイオン電池 |
| 電圧 | 28.8V | |
| 容量 | 5Ah | |
| 個数 | 168個 | |
| 総電圧 | 201.6V | |
| フロントサス | マクファーソンストラット | マクファーソンストラット |
| リアサス | トーションビーム |
ダブルウィッシュボーン |
太字の部分がアップデートされたところですが、まず上から型式は当然ながら変わりました。そして重量が20kgも軽くなっています。ハイブリッドシステムが変更されたことが大きいと思われます。そして燃費。この表はF SPORTのものでversion LとＣはWLTCモード燃費は26.3km/Lとかなり良い数字になります。F SPORTは重いランフラットタイヤなので燃費が少し悪くなっています。エンジンも若干ながら馬力が向上、モーターは型式が新しくなり、パワーアップし、ハイブリッドバッテリーもニッケル水素からリチウムイオンへ変わりました。
なかなか細かいところまで手が入っていて、中でも燃費が20km/L台前半から改善されていて、これなら実用燃費もそこそこですが、ここは1.5リッターのLBXには及びません。
これまでの実用燃費は17km/L位でヨーロッパ車の1.5リッタークラスのディーゼルには到底及ばずでハイブリッドカーとしての価値が低い状況でしたが、今回の改良で20km/L台には乗るのではないでしょうか。LBXよりも余裕のあるパワーなので、走りと燃費のバランスが取れていると思います。こうしてみるとUXもアリかもしれませんね。
でもやはりLBXの重量1310kgとUX300hの1540kgの差230kgは大きすぎますね。
