CT200hからLBXに乗り換えて感じた静粛性の高さ。一般的にはロードノイズなどLBXは大きいと言われますが、同じクラスのクルマに比べたら圧倒的な静けさです。
CT200hのロードノイズはとにかく大きく、ボディーの構造中響き渡りデッドニングで少し抑えられたものの、静かとはとても言えない状況でした。
なぜこれだけ違うのかと先日購入した構造調査シリーズを読んでいたところ、骨格部分に注入発泡タイプのウレタンが入っている事に気付きました。アンダーコートで骨格部分にも防錆剤を吹いてもらうのですが、それが十分に行き渡らないのではないかと思うほど、骨格部分に施工されています。これはカタログなどに無い情報でした。
このお陰でボディーに伝わる振動や音が低減されているようです。ルーフにも防音材が詰め込まれ、CTで施工したようなルーフデッドニングもとりあえず不要と思える静けさです。軽量化でルーフの外板は薄肉化されているので、音はうるさくなります。その為にマスチックシーラーと防音材で対策された結果、雨音もあまり気にならない静粛性が確保されています。
フロアについても満遍なく防音材が敷かれていて、CT200hでよく使われていた白いシンサレートは見かけませんが、フロアからの音もほとんど気になりません。UXやISなどで気になったフロア振動もほとんど感じません。ネットから得られる情報では静粛性はあまり評価が高くありませんでしたが、実際に乗ると満足度が高く、源流対策はそのような見えないところにもしっかりされています。
エンジン音はそれなりに聞こえてきますが、振動は強制充電時以外全く気にならずです。ただ、常に2000rpm弱で回るので音は大き目です。個人的には回転数が下がり1700rpm位の共鳴音みたいな音が気に入りましたが、あまりこの回転数では回らず、音、振動が小さく、効率が最も良い1900rpm前後の回転数で回るようになっているようです。
1気筒が500ccもあるので、2000rpmも回ればそこそこの音、振動が出るのは仕方ありません。まだベタ踏みみたいな加速は必要性も無く、試していませんが、機会があれば高回転数まで回してみたいと思います。
それからロードノイズについては、現在17インチの60%扁平のスタッドレスなので、柔らかくあまり感じる事は無く、満足ですが、サマータイヤの18インチ55%扁平のダンロップに替えた時にどのような印象となるか気になると同時に楽しみです。