年末大晦日に大変残念なニュースがありました。12月に初スノーボードに出掛けたグランデコの上の西大巓~西吾妻山付近で遭難のニュースがありました。
元日、2日と捜索が続けられましたが、付近は数メーターの積雪で手掛かり無く捜索が打ち切られたとのニュースが今日ありました。
私が昨年登山で登ったコース上は冬場は積雪の上をスノーシューで登ったりするコースになっています。今は積雪がかなり急増していて、雪が安定せずどこまでも埋まるような状況だと思います。吹き溜まりなど柔らかい雪ではあっという間に全身が埋まり、呼吸も困難になるような状況だと思います。
片方の板が外れ、失ってしまったことで行動不能となってしまったとの通報内容でした。スノーシューをザックに装着していても履き替える事が出来る体制ではないでしょう。スキー場でも事故が起きない訳ではありませんが、少なくとも遭難のリスクはほぼありません。
登山で登った感じでは木が生えており、スノーモンスターのように分かりやすければ良いですが、雪がこれだけ降ると隠れた木やツリーホールなど、衝突、転倒により板が外れたり破損して行動不能になる遭難のパターンが多いようです。道具一つ失うと山中では即遭難という事を自身でも注意したいと思います。
昨日1月2日17:00からK2で遭難した登山家の平出和也さん(45)と中島健郎さん(39)への追悼として再放送されたNHK 総合「銀嶺の空白地帯に挑む~カラコルム・シスパーレ~」を見ていたので、山の規模は全く異なりますが、状況が重なり悲しくなりました。