CT200hとドライブ日記

レクサスCT200hとドライブ日記♪ 無事故!無違反!?無駄走りw

LBX MORIZO RR

噂通り本日LBXの追加仕様の発表がありました。その名もF SPORT Paformanceではなく、LBX“MORIZO RR”でした。ボディカラーはホワイトノーヴァガラスフレークが選べるので実質F SPORT相当のモデルのようです。しかしスペックは突き抜けている部分が多いですね。

エンジンなどのスペックはヤリスGR SPORTと同じなので省略します。サスペンションもリアはダブルウィッシュボーンで通常モデルのAWDのような簡易的なものではなく、ヤリス同様、カローラのリアサスが移植されているようです。

エクステリアは予想通り、無塗装樹脂がカラードやピアノブラックになってします。ドアベルトモール、ドアモールはピアノブラック、ロッカーモールはカラードです。この手法を見るとやはりサイズのヒエラルキーを超えたというコピーは過大できちんとヒエラルキーを造り込んでいると言えてしまうと思います。しかしよく見るとドアミラーハウジングは通常モデルと同じく、グロスブラックはワンポイントとして入っているだけで無塗装が大部分を占めるデザインのようです。

フォグとコーナリングランプは無くなっています。ゴルフとゴルフRの関係ような感じです。

インテリアは基本はあまり変わりませんが、シートが専用デザインでパーフォレーションシートになっているようです。パッと見はUXのシートの流用のようですが・・・。もしかするとベンチレーションシートになっているかもしれません。と期待したものの、ここはシッカリ標準モデル同様、ベンチレーション無し、助手席手動シートとのこと。CTはベンチレーション機能無しのパーフォレーションシートですが、経年でニオイが気になるなどパーフォレーションシートに対してあまり良い印象がありません。

レクサスの本革シート表皮はみんなパーフォレーションばかりでLBXのように穴あきではない本革シート表皮は実は貴重です。長時間のドライブや10年以上維持するなど長期間の清潔さを求めるならパーフォレーションシートではない方が絶対に良いはずです。

3年程度で次々乗り換えていれば何も問題はありませんが、それ以上乗るなら独特のニオイが気になってきて、複数人で運転するような場合は注意が必要と思います。今でいうところのスメハラに・・・。GSやISなど代車で借りたクルマはいずれもベンチレーション使用時のニオイが気になりました。

価格はMORIZO RRが650万円、MORIZO RR “Bespoke Build”が720万円です。乗り出しでは680万円、750万円と高額になります。カタログモデルながら特にBespoke Buildはまずは私が注文した通常モデルのBespokeと同様、100台限定の抽選販売でスタートです。なかなか購入出来ない実質限定モデルのようになると思いますので価格といい一般向けでは無いですね。

実用を考えたら通常のハイブリッドモデルが価格を考えるとこれも贅沢ですが、私のように長距離乗るにはランニングコストが安く、良いと思いました。通常モデルの136psで何も不満はありませんし、300psのモアパワーは私には不要です。やはりこのモデルも例えば海外のスーパースポーツとの2台持ち、セカンドカー需要なのだと思います。

このクルマを購入される方にはあまり関係のない事ですが、燃費は10.7km/Lと前時代的。同じく300psクラスのゴルフRはJC08モードでは14.4km/L、WLTCでは最新モデルで12.3km/Lです。より重いCセグメントのボディーでこれですので、14~15km/L台にならないと昨今の情勢では胸を張れない状況かと思います。3気筒なのに4気筒より劣るのは素人には良く理解できないところです。

MORIZOが複数台持ちだからなのか、1台これだけでファーストカーというクルマ造りはされず、どこか足りないクルマになっているのが最近のトヨタの上位モデルの特徴ではないでしょうか。LBX標準モデル、MORIZO RR両方に言える事ですが、欧州の上位モデルはほぼ全部入りで下位モデルに対して減る装備があるというのは私の知る限りですが、あまり無いと思います・・・。

もちろんトヨタの中で考えるとGRヤリスに対してもう少し一般向けで実用性があるのは分かりますし、そこが存在価値かと思います。しかしグローバルに見たら良く分からない商品になっていて、流行り廃りの只中に飛び込むモデルになってしまいそうです。せせっかくプロダクトが垢抜けてきたのに最近のGRあたりから始まった商品企画は悪い方向へ向かっているように感じました。

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