今日はUXの見積を確認する為にディーラーへ出掛けて来ました。残念ながらUX250hの展示車も試乗車も無く、UX200 F SPORTの展示車を見てきました。4年ほど前の車検の時にUX200には試乗しています。
印象が違うと言われるハイブリッドを試乗してみたかったのですが残念でした。
見積をお願いしたのはUX250h 特別仕様車 F SPORT Emothional Explorerです。L-texという合成皮革のシートですが、欲しい装備の一つシートベンチレーションがついていて、フェンダーアーチモールがボディー同色になります。ブラックルーフや内装にフレアレッドの差し色が入るなど見た目の違いとブラインドスポットモニター、パーキングサポートブレーキ、パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)が付いて、お得?な価格に設定されています。
シートベンチレーションを付けようとすると本革シートとセットオプションでこれに上記の装備を付けると440,000円相当ですが、ベース車との価格差は227,000円です。まあ本革シートとの価格差もあるので微妙ですが、カラードのフェンダーアーチモールにするには形状の異なるTRDのエアロを装着する事になり、137,500円もしますので、やはり特別仕様車がお得です。オレンジキャリパー、三眼フルLEDヘッドライト+寒冷地仕様、アクセサリーコンセントのメーカーオプションと一通りのディーラーオプションを装着して約590万円ほどになります。
パワーも燃費も上回るプリウスは420万円ほど。この価格差170万円をどう見るかですね。因みにアクセサリーコンセントはアクアでも標準装備になっています。
展示車の運転席に座ってふと思いましたが、シフトレバーが古典的なスティックタイプ・・・。ESと同じものです。これは以前の記憶だと動かした時のストロークが大きくフリクションが大きく安っぽい操作感だった事を思い出しました。
先日納車されたアクアですらエレクトロシフトマチックに変わり、プリウスは更に操作しやすい形状に改められています。当然最近発売されたRXやNXなどのモデルはこのプリウス方式と同じようです。UX300eも発売時点でこのシフトになっているのに、ハイブリッドとエンジン車はこの古典的なシフトである事に気付いてしまいました。UX300eが250hや200と同じシフトレバーであれば諦めが付きますが、レバー周りの樹脂の質感も300eの方が良く見えます。
CT200hですらエレクトロシフトマチックなので、今更昔のクルマのようなシフトブーツのあるレバーを見て何だか覚めてしまいました。シフトブーツには独特のシワが入りやすくあまり見た目の良い物ではありません。欧州車はレバーすらなくスイッチ形状のものが多い中、ESも含めプレミアムブランドらしからぬ装備と感じてしまいます。
それに後方視界が小さなリアガラスのせいでかなり悪いです。これはCTも同じで、これはデジタルインナーミラーであれば一気に解決します。しかし、UXではオプションでも選ぶことができません。ドライブレコーダーも他の車種では車載カメラを活用したオプションが選択出来ますが、これもUXでは選択出来ません。
しかし良い点もありました。ホイールハウスには繊維状のプレートが貼ってあり、雨天時の水の跳ね上げによるノイズを低減してくれそうです。CTは小石や雨の音がうるさいのでオートプラストーンと言う弾性塗料を塗りました。
これによりノイズはかなり低減できましたが、UXは最初から対策されています。アンダーカバーも同様にプラスチックでは無く、繊維状の板を使用していてノイズに対して対策されていることが分かります。
それ以外にもホイールハウス内がスカスカでロードノイズが気になって色々と対策してきました。UXは今日は試乗出来ませんでしたが、かなり対策はされているはずです。
数年前に試乗したUX200は確か静かだったはずですが、フロアの共振は気になりました。
あとラゲッジはかなり狭いですが、ランプがLEDで左右に1個ずつある事。SUV的な見た目な割に、CTと比べても腰高感が無く、見晴らしが良い事。ドアの開閉音が前後ともアルミとは思えない重厚感がある事、ハンズフリーバックドアで樹脂パネルと鋼製フレームながら美しくフルトリムされているなど美点も多くあります。
今決めればCTの車検までには間に合うようですが、プリウスが発売された今ではどうしてもこのプリウス以下の性能、装備でプリウスよりも100~200万以上高額なクルマである事を考えると注文する気にはなれませんでした。
とりあえず、見積書だけもらって試乗車も無いので帰りました。車検に関しては特にこだわらず、間に合わなくても次の年次改良情報を待ちたいと思います。シフトレバーもバックミラーも運転すれば必ず触ったり見たりする部分なので、最新のものが一番いいと思っています。
デジタルインナーミラーなんて最近では軽自動車にまで浸透しています。これでは「LEXUSには、その時々において出来る改良は必ず織り込み、商品のたゆまぬ進化を追求する"Always On"という考え方があります。」のAlways Onに反しています。
同じパワーパックでプリウスが発売された事により陳腐化したと感じられてしまう事が残念ですが、もし今年の年次改良でこのシフトレバーとバックミラーが改善されたら発売から5年経過していても買いたいと思う魅力がUXにはあります。