今日はかなり久々に出流山 満願寺の門前にあるお蕎麦屋さんへ出掛けて来ました。今日はアクアではなく、父親の運転するゴルフRです。
途中には石灰工場が広がっており、山々が切り取られ凄い景色のところがあります。もうかれこれ30年位前になりますが、祖父がここの蕎麦のファンで一人でもフラッと出掛けていたお蕎麦屋さんです。祖父は私と同じくドライブが好きで5速マニュアルのカローラで片道1時間以上掛けてしょっちゅう出掛けていたようです。
その頃よりも採掘により山が小さくなっていて、石灰工場も当時よりは少なくなっているような気がしました。国道293号線沿いには葛生に差し掛かると葛生原人の出土跡がありますが、出土したのもは例の捏造事件にかかわるものと14~15世紀の人骨だったもの・・・原人ではなかった事が分かっていて、未だにそのままにされているのが物悲しい感じです。
当時この辺りは石灰の粉塵で真っ白、道路はダンプの轍でボコボコでしたが、今は比較的キレイになっていると思います。沢筋の違う仙波も蕎麦が有名で仙波そばには両親が通っていたと思いますが、あまり覚えていないそうです・・・。
時間が早いので満願寺をお参りしてきました。
昔のイメージでは人がたくさんいて、境内で栃の実が入った茶色い大福を買ってもらって食べた思い出がありましたが、今はひっそりと静まり返っています。あったら食べたかったのですが残念でした。
龍の彫刻がたくさんありますが、日陰で湿気が多くカビかコケが生えてしまっています。寺や神社のイメージはこういった鬱蒼とした森の中という我々世代の勝手なイメージがありますが、創建当時からしばらくは高い木々が生えておらず、むしろ眺望が良かったと言う説があります。確かにこんな環境下では木造建築は長持ちしませんね。
門前おお蕎麦屋さんでも一番大きないづるやさんです。
創業60年と老舗です。二八蕎麦で卵つなぎです。開店時間前にはもう10組を超えるお客さんが待っていて、未だに人気店であることが分かります。
祖父が通っていた頃からは代替わりしていると思いますが、こだわりは昔と変わらずです。松の薪で茹でており、清水を使っているそうです。でも当時そば粉はカナダ産を使用していたような記憶があります。記憶違いかもしれませんが。
ちょうど寒晒しそば祭り開催中で寒晒しそばと普通のそばの相盛り5合を注文しました。
カイワレが乗っている方が寒晒しそばです。食べ比べると確かに寒晒しそばの方がうまいような・・・。普通の方も美味しいですが、食べ終わる頃に普通のそばの方が伸びるのが早い気がしました。それに昔からあるどじょうの唐揚げにふきのとうとマイタケの天ぷら盛り合わせ、普通の天ぷら盛り合わせを注文してお腹いっぱいに。
ここのお蕎麦は腹持ちがかなり良く、食べるとなかなかお腹が減らなかった記憶があります。
行きはすれ違い困難な狭路もある桐生田沼線で峠越えしましたが、帰路は国道293号線で足利経由で帰ってきました。