今日はまたまたエヴァです。舞台挨拶があり、全国300か所以上の映画館へ中継されるので、その回を予約していました。
CTは黄砂か畑の土埃が良く分かりませんが、春らしい汚れっぷりです。
舞台挨拶中継付きの回は朝9時スタートなので、8時台に到着です。通常のお店はまだ営業していません。まだショッピングモールの駐車場はスカスカです。
しかし映画館は8時台から上映しており、お客さんはたくさんいました。シン・エヴァだけではありません。
9時から始まり、12時前に本編映画終了、また先日とは違うシーンでウルウルしてしまいました。舞台挨拶中継は15分の休憩後、声優さんによる舞台挨拶でした。公式な映画の解説は無いので、解釈は個々人に委ねられますが、エヴァの場合、ネタが膨大なので、これがなかなか辛いです。考察サイトなどで随分お話に整理が付きましたが、分からない所はまだまだあります。舞台挨拶では声優さんの感想や思いが聞けて、何だかスッキリしました。
こちらは昨日から配布が始まったポストカード。青くてキレイな海と白い砂浜が描かれたのはエヴァが終わった証拠ですね。
裏面はシンジとゲンドウが初号機と13号機で戦うシーン。こちらも青空で赤くない大地です。これも終わりを感じます。また、名ゼリフが羅列されています。これ以外にも声優さんが放つセリフはどれも名ゼリフです。何度見ても感動しますが、26年前にスタートした円環の物語だからこそですね。
この映画だけ見ても??だと思います。これから見ようとする方は劇場版だけでも通しで見る事をおススメします。欲を言えば、テレビシリーズと旧劇場版を見ると尚良いですが、精神的に結構来ます。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君にのキャッチコピーは「だからみんな、死んでしまえばいいのに…」で、私が当時ハマっていたもののけ姫の「生きろ」と真逆でした。。。トラウマのような感覚が当時のエヴァにはあります。
でも何だかんだで今回の劇場版でキレイに完結しますので、途中色々あっても完結すると信じて見て欲しいですね。もう人生でこんな作品は二度と巡り合えないと思います。
色々考察が生まれていますが、それも他のアニメ作品にあるような、特定の主人公とその周辺だけが明確に幸せになったり不幸になったりすることは無く、とても広い範囲の人の内面を描く作品で、庵野監督のキャラへの優しさを感じます。普通はここまで不幸にしたりしないだろと言うレベルまでとことん不幸になったりしますが、そんなキャラも最後には責任を持って描かれ、救われます。
公式にネタバレもOKになっているようなので、私なりの考察もしてみようかと。ラストシーンでは新キャラのマリとシンジがカップルになってハッピーエンドと、ぱっと見は見えます。しかし、マリはシンジのお母さんのユイの後輩だったはずです。実年齢は私よりも上。設定上厳しく、しかも庵野監督がそんな安易に幸せを描く訳がない気がします。最後のセリフ「シンジ君行こう」と君付けで呼ぶところもあって、カップルでは無いように感じました。という感じで解釈がたくさん出来てしまう設定があります。
シン・エヴァンゲリオンでは以前の作品よりも解釈は少なくて済むので、その分庵野監督の優しさを感じます。これまでの作品は描かれなさすぎて解釈も出来ず難解でした。
それが今回のスッキリ感に繋がっていますが、それでも解釈はいくつも出来てしまうシーンがあるのが、エヴァですね。舞台挨拶でも声優さんごとの解釈があるように、まだまだ楽しめる作品になっていると思います。